グローバル教育

国際的な広い視野をもち、主体的に行動できる力を身につけて欲しいと考え、海外経験、国際交流や異文化を知る機会を授業にとどまらず提供しており、希望者を対象に提供とするものを「グローバル教育」と呼んでいます。グローバルに通用する人間力を磨いていくための、学びのモチベーション向上につなげられるようにしています。

海外研修

場所ニュージーランド(ハミルトン)
カナダ(レッドディア)
イギリス(ストラウド)
対象中学3年生~高校2年生(希望者 計約70名)
時期7月下旬~8月中旬の2週間強
内容それぞれの国で、現地の家庭にホームステイをして、現地の家族と共に生活をします。 平日の午前中は現地校のキャンパスを借りて、ネイティブの先生や年齢の近い現地の生徒達(バディ)と共に、主に「英語を使うための授業」をします。午後も先生やバディなどと共に、近隣の町などで現地の生活や文化を見学、体験するアクティビティを行います。プログラムは全て本校生徒用のものとなっています。場所ごとの主な特徴としては、ニュージーランドは現地の学校が学期中のためその生徒たちや授業にも触れられること、カナダは大自然に触れられ、もっとも多様性に富んだ移民社会があること、イギリスは歴史や文化を体験できる場所が豊富にあることが挙げられます。イギリスの研修にはアドバンストコースとアクティビティが充実しているノーマルコースがあります。

ニュージーランド3ヶ月留学

場所ニュージーランド(オークランド・ハミルトン近郊にある9つの名門女子高に1名ずつ派遣)
対象高校1・2年生(前年度に、希望者より最大で9名を選抜)
時期7月~9月の3ヶ月間(1ターム)
内容ニュージーランドにおける本校の提携校であるダイオセサン校をはじめとした名門女子校に短期留学をします。現地の家庭にホームステイをします。そこから毎日各自の派遣校に通い、生徒の英語力や興味に合わせた授業を選択して現地の生徒と同じ授業を受けます。留学までには、自主学習や事前研修を行い、豊島岡女子学園や日本文化のプレゼンテーションが出来るようにします。また、帰国後は留学で学んだ事を本校において他の生徒達と共有できるようにプレゼンテーションをしてもらいます。

ボストン研修(2018年度より実施)

場所アメリカ東海岸
ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学など
対象高校1、2年生(30名程度)
時期3月下旬の約10日間(春休み期間中)
内容ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学での講義体験や研究所訪問を行い、同大学の学生からの講義を受けながらディスカッション形式でリーダーシップやアカデミックスキルを学びます。また夜はイブニングクラスとしてボストン在住のビジネス経験者や大学研究者からのレクチャー及びディスカッションを行い、振り返りとして一人一人がプレゼンテーションを行います。ボストン近郊の現地高校にも訪問し交流を深めます。ドミトリーにステイすることによって短期間のプログラムに集中し、自己研鑽を深めていきます。

Global Studies Program(旧エンパワーメントプログラム)

場所本校
対象中学3年生~高校2年生(希望者約60名)
時期8月下旬の5日間
内容1日5時間、5日間で行うプログラムで、英語で様々なディスカッションやプロジェクトに取り組むSelf Discovery Challengeコースと、よりハイレベルな内容で理系の分野(STEM)を扱うNext Generation’s Challengeコースの2種類のプログラムがあります。当プログラムの一番の魅力は、グループリーダーといわれる学生の存在です。彼らは、カリフォルニア大学をはじめとする米国トップ大学の学部生や、東京大学等の都内大学院在学の留学生で、本校生徒5~6人に対して1人配置され、様々なグループ活動をリードしていきます。グループリーダーと英語で語り合い、彼らの学ぶ動機や世界観に触れることは、自分の将来を真剣に考える時期を迎える生徒たちにとって大きな刺激になります。

STEAM英語

場所本校
対象中学3年生希望者
時期8月下旬の5日間
内容教科横断型である『STEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Math)』教育と英語学習には密接な関係があり、主にScienceやMathを通して英語を学ぶ活動を行います。1~4日目までに、MathやEnglish(Speech)、Scienceの授業を外部の外国人講師からオールイングリッシュで学びます。Mathの授業では普段の英語の授業では学ばない数学の専門的な表現を学び、足し算・引き算から始まり図形や指数、因数分解まで英語で問題を解いて表現できるようになることを目標とします。English(Speech)の授業では、プレゼンテーションを行う際の表現方法やリアクションの仕方、また例を挙げながら説明するテクニックを学びます。

最後のまとめとしてScienceの授業では、それぞれが希望した実験を行い、Question(問題提起)、Hypothesis(仮説)、Materials(材料)、Procedure(手順)、Results(結果)、Conclusion(まとめ)を英語でポスターにまとめ、プレゼンテーションと質疑応答をオールイングリッシュで行います。

English Academics(旧English Special Lessons)

対象中学1~3年生の希望者より選抜
時期毎週火曜日の放課後
(定期考査前後・長期休暇中は除く)
内容英語のスキルをさらに伸ばしていきたいという生徒、また英語による創作活動・発表活動をしてみたいという生徒を対象とした、外国人教員によるオールイングリッシュの少人数の授業です。海外のテキストを始め、様々な媒体の教材を使用し、体験型の英語学習を通してコミュニカティヴな言語能力習得を目指します。普段の授業では出てこない英語表現やリスニング力を強化し、自分の英語力でプレゼンテーションを行う応用力を磨いていくことを目指します。

English Language Table

対象中学1年生~高校3年生希望者
時期通年
内容昼休みに、ネイティブの先生と自由に会話をする機会を設けています。生徒たちは前もってネイティブの先生と会話をする時間を予約しておきます。個人または4人までのグループで参加することができます。

模擬国連

対象全校希望者
内容生徒がペアを組んで各国の大使になりきり、核の問題や環境問題、女性の人権などといった世界が抱える諸課題に対して議論を重ねます。英語でのスピーチを行い、他国大使役を担う生徒と交渉をし、異なる意見の交換をしていく中で、生徒は大きく成長していきます。他校との練習会も行います。

英字新聞プロジェクト(2015年度より実施)

対象高校3年生(2021年度より授業内で実施)
内容本校のことを海外の方に紹介する記事を英字新聞としてまとめます。

海外大学進学セミナー

対象全校希望者
時期随時
内容高校在学中の「留学」と卒業後の新たな進路の一つとしての「海外大学進学」に向け説明会を開催します。セミナーには本校から海外大学に進学した卒業生や海外留学・進学コンサルタントを講師として招き、貴重なお話をいただきます。

英語教育

Listening、Speaking、Reading、Writing の4技能の基礎をバランスよく定着させ、大学生・社会人となっても活用できる本物の英語力を身につけることを目指しています。特に英語による発信(SpeakingとWriting)の重要性は今後ますます重要になることから、中学の英会話ではクラスを2つに分け少人数の授業を実施し、日常会話や英語でのプレゼンテーションを指導しています。また中3では英文日記やスピーチに取り組み、その集大成が中学英語弁論大会です。全員参加でクラス予選を行い、代表者が講堂で発表します。さらに高校ではより論理的で説得力のある文章を書き、発表できるようにトレーニングしていきます。高1では、本校教員による独自のテキストに基づくディベート英語という授業があります。単に会話をするだけでなく、相手の主張に対して論理的に反論できる英語力を目指しており、学年末には、クラス対抗の即興英語ディベート大会を実施します。
技能別の英語の運用能力を絶対評価で測定するため、中2から高2でGTECを受検します。中2は3技能、中3と高1はSpeakingも含めた4技能のテストです。高2では4技能測定型のGTEC CBTを受検します。
中3と高1の高入生では1対1のオンライン英会話や、いつでも読めるオンラインの多読プログラムも授業に取り入れています。また、ネイティブの先生と自由に会話をするEnglish Language Tableなども用意しています。

英語弁論大会

中学生全員がレシテーションやスピーチなどの課題に取り組み、予選を通過した各クラスの代表者が講堂で発表をします。

GTEC(ベネッセ)

新大学入試にも対応した4技能のスコア型の資格試験です。継続して受検することで英語力の向上を確認することができます。
【中2】 GTEC (3技能型)
【中3】 GTEC Speaking TEST(4技能型)
【高1】 GTEC Speaking TEST(4技能型)
【高2】 TEAP(4技能型)

オンライン英会話・多読プログラム

中3と高1の高入生では、1対1で外国人講師と英語で会話をする「オンライン英会話」や、個人のレベルや興味・関心に合う英語の電子書籍を読む「多読プログラム」を授業に取り入れています。