豊ちゃん日記

卒業生による未来講座“興味のたまごはどこにある?”

本校の卒業生で、現在、東京大学大学院理学系研究科修士課程の先輩が、出張授業に来てくれました。先輩は、発生生物学の研究をしながら、一般の人々に科学技術を分かりやすく伝えるサイエンスコミュニケーターとして活躍しています。今回は、自身が取り組んでいる研究について、“ぜひ母校の後輩に伝えたい”ということで、講座が実施されました。

自身の研究分野についての授業の他にも、どのように進路を決めていったのか、豊島岡での勉強と大学での勉強がどうつながっているのかについてお話してくれました。また、大学院で学ぶことの魅力についても触れてくれました。本校では、大学卒業後に大学院に進む生徒が多いので、進路選択の参考になったことと思います。そして、女性の社会での活躍のしかたを考えるきっかけにもなったことでしょう。

先輩は現在、発生生物学の中でも、メダカを実験対象とし、遺伝子発現を制御する遺伝子の働きの解明を目指して研究しているそうです。ようやく、遺伝子組換えメダカが1匹作製できた段階だとお話していました。中学生にとっては、少し難しい研究内容だとは思いますが、工夫して分かりやすく説明をしてくれました。

ありがとうございます。

 

先日も、5人の卒業生が『進学相談会』に来てくれましたが、卒業生が“母校の後輩のために”と行動を起こしてくれることは、とても嬉しいことです。卒業生の皆様の期待に応え、生徒の可能性を広げられるように、教職員一同、精一杯努めていきます。