卒業生の門出を祝い、応援したい
先日、一人の卒業生が学校を訪れて、「この春より研修医として頑張ります」と報告をしてくれました。
加えて、「第1回となるチャリティーピアノリサイタルを開くのでぜひいらしてください」という嬉しいご案内もいただきました。
そういえば・・・、と懐かしい記憶がよみがえってきました。
音楽の授業で、皆を驚かせるような素晴らしいピアノの演奏を披露してくれたことは、今でも鮮明に覚えています。
また、私が担当した生物選択者が行う解剖実験に、物理選択の彼女は興味を持ち、「私も解剖をやりたい」と申し出てきたため、昼休みに特別に実施したことがありました。非常に集中力があり、手際よく、丁寧に取り組んでおり、解剖もとても上手で、観察力も鋭かったという印象が深く残っています。
『一能専念』
人には必ずその人特有の能力がある。それを見つけて生涯続けることが大切である、という信念を表現した本校の教育方針です。大学に進学後も、医学の勉強をしながら、一流の先生の指導を受けてピアノを奏でることを学び続けてきたそうです。彼女は、これからもピアノの優れた才能を磨き、「私にはこれがある」という自信を確かなものにしていくことでしょう。
今回の「チャリティーピアノリサイタル」、彼女の果敢なチャレンジを応援します。