八代先生とともに(3ヵ月留学生、茶道研修も頑張りました)
今月末に、ニュージーランドの提携校ダイオセサン校での3ヵ月留学に出発する生徒たち。
英語のプレゼンテーション研修に加え、昨日茶道の研修も無事に終了し、“いよいよ留学”です。
第1回目となる3ヵ月留学プログラムに向けて、本校の卒業生であり、長く茶道部をご指導くださっている八代晴江先生に、日本文化の一つである「茶道」を他国に紹介することにご賛同いただき、“後輩のために”とさまざまなご指導・ご支援をしていただきました。
茶道研修では、お茶をたてて、お客様に飲んでいただくという茶箱のお点前を教えていただきました。「四百年~五百年も前から延々と受け継がれてきた口伝・直伝の「茶道」を、わずか数回の稽古で上手にしてくれということは難しい。しかし、たった一服の(一杯の)お茶(飲み物)を、ただコップやペットボトルからすぐさま飲み込むのではなく、器の形態、人の所作(動き)、会話によるコミュニケーションを楽しみながら、三福(さんぷく)を得ることを目的とするところに人は引かれるのであるから、点前を云々とせず、一生懸命、今自分ができることに真摯に向き合ってほしいと思います。」
そう八代先生はお話されました。
5人の留学生には、“高校生らしく”今自分にできることを一生懸命に、頑張ってきてほしいと願います。
八代先生から教えていただいた“お茶”の話
“一服”という表現は、昔お茶が不老長寿の妙薬として、仏に帰依する僧の眠気覚ましの薬として、そしてまた、日常茶飯事の忙しさの中で必要とされる精神安定剤の一つとして服用されるものであったことに由来する。
“三福”とは、“眼福”目の保養、目で見ることの喜び、“満福”舌の保養、味わうことで感じる満足感、そして“心福”楽しいと感じる心の充実感、の三つをいう。