図書館でのイベント２つ
1学期の期末考査終了後の期間、生徒たちはクラブ活動に励んだり、進路イベントに参加したり、日頃の学習の補いをしたりと、忙しくも充実した日々を過ごします。
先週、図書館での２つのイベントを見学しました。
一つは、「中学ビブリオバトル関東大会」に出場する発表者を決定する校内予選会。
中学生大会は今年が初めてということもあり、緊張した面持ちの中学生たちでしたが、自分の発表の順番が来ると、実に堂々とした態度で、思い思いに本を紹介していました。
皆さん、立派でした！
接戦の末選ばれた出場者（中学1年生）は、「本番に向けて、頑張ります」と決意を語っていました。
予選会に参加した生徒たちの分も、ぜひ頑張ってきてほしいと願います。
もう一つは、第9回目となる『哲学カフェ』。一年間の海外での哲学の研究から戻られた、河野教授(立教大学)からいただいたテーマは、「18歳選挙権」。前半は、中学生と高校生の二つのグループに分かれて、関連する新聞記事を読んでから、問いを出し、話し合っていました。後半は、両方を混ぜた二つのグループに分かれて議論していました。
『哲学カフェ』の見学は初めてのことでしたが、皆さんそれぞれによく考え、自分の意見を話し、他者の意見をしっかりと聴くことができていたのは、本当に素晴らしいと思いました。
今後さらにグローバル化が進み、国籍や世代を超えて、価値観の違う他者と対話し、共に考えながら問題を解決していく力が必要となります。そして、それが今、教育改革においても求められている力です。
まずは、同じ世代、同じような価値観をもった人が集まる「学校」で、一緒に考える機会、話し合える環境をたくさんつくっていきたいと思っています。
