「夏休み」やりたいことに熱中しています
普段はやれないけれど、やりたいことにゆっくりと時間をかけられるのが「夏休み」。
生徒たちは、校内外で、思い思いの活動に意欲的に取り組んでいます。
毎年行われているものの一つに、「高校ゆかた講習」があります。
年によって異なるものの、数名から二十名くらいの希望者が集まり、さまざまな色や柄の反物を選んできて、それぞれの目標に向けてオリジナルの浴衣を製作しています。製作期間もさまざまで、「今年こそ完成させる!」と言っている高校3年生もいます。
「裁縫専門学校」から始まった学校ですから、私が在学していた頃はもちろん、高校1年の家庭科の授業の中で、“手縫い”による浴衣を製作していました。(当時作った浴衣を着ることはないですが、今でも引き出しの中に大切にしまってあります。)
授業の中での浴衣の製作は、その後、“手縫い”が“ミシンの使用”に変わり、平成11年(1999年)を最後に行われなくなりました。そこで、次年度から「ゆかた講習」が希望者を対象にして行われるようになりました。
また、文化祭(桃李祭)では、今でも「運針競技会」が続いて行われていますが、古くは、「浴衣早縫競技会(高校)」「ブラウス早縫競技会(高校)」(昭和62年まで)、「エプロン早縫競技会(中学)」(平成元年まで)も実施されていました。一度だけ、平成7年に「浴衣早縫競技会」が実施されましたが、残念ながら続きませんでした。
生徒たちには、ゆかたの製作に限らず、「やろう!」と思ったことに一生懸命に取り組み、成し遂げることの“喜び”を、ぜひ感じてほしいと願います。