「前向きに」
先日、「第73回全日本合唱コンクール全国大会」の中止が発表されました。本高校のコーラス部は、2018年の71回から2年連続で全国大会に出場し、金賞を受賞する活躍をしていました。3月の臨時休校以来ずっと、クラブ活動が行えないのはもちろん、今年度の新入生も入部できていません。そんな状況で、コーラス部部長(2年、上野萌花さん)は以下のコメントを朝日新聞社(コンクール主催)に送りました。
“これまでの活動の成果を発表できる数少ない舞台だったので、今回の中止は仕方のないことですが、残念に思います。コンクールはなくなってしまいましたが、合唱を愛する気持ちは変わらないので、またみんなで歌えることを願いながら、次に向けての準備や後輩の指導を前向きに頑張りたいと思います。”
緊急事態宣言の解除により、ようやく学校再開の見通しが立ってきましたが、クラブ活動の再開はまだ先の話になるでしょう。けれども、「合唱を愛する気持ちは変わらない」「次に向けての準備や後輩の指導を前向きに頑張りたい」という言葉に、部長としての頼もしさを感じました。
豊島岡生のことです。きっと、学校再開後に訪れるあらゆる困難を「前向きに」乗り越えてくれるでしょう。