日経サイエンス講座 「産業界にも貢献する数学の魅力」
12月24日(火)2学期の終業式後の2時間で、株式会社エリジオン社から4名の講師を迎え、日経サイエンス講座「産業界にも貢献する数学の魅力」が希望者を対象に行われました。
具体的な事例を交え数学や物理が実際にどのように社会で使われているかを講義いただきました。
講義の後には、VR体験で一人一人がバーチャルリアリティの世界を体験しました。
生徒には事前に「エリジオンからの挑戦状」と題した数学の問題が2題提示されていました。当日は、その解説から講義が始まりました。それぞれの問題の解法の視点についてアドバイスがあり、生徒は熱心に聞いていました。
続いて、数学が実際のIT技術でどのように使われているのか、3Dスキャンの画像等を交えて説明がありました。
AIが判断や補正をする分野もとても多く、最先端の技術がここまで進んでいることや、一見、写真のように見える画像の中を通り抜けるように映像が移動することも大きな驚きでした。
そして、日ごろ学んでいる数学や物理がその基本になっていることを知ることで生徒の視野が大きく広がるきっかけになったのではないでしょうか。
講義後半は、3台のVRを使い、全員が1人づつ3D点群の街の世界に入り込むVR体験をしました。
周りの生徒も体験者の居場所や見ているか景色をパソコンの画面を通してみることができ、大いに盛り上がりました。講義で学んだ『近未来のIT技術』をその場で体験できたことは生徒にとって大きなインパクトだったようです。
講義終了後、生徒から以下のような声がありました。
『IT技術では、今、勉強していることが将来に役立つことがわかった。』『初めてのVR体験がとても新鮮だった。』『事前に見たエリジオンのHPと具体的な仕事の話を聞いた後で会社の印象が変わった。』『数学というワードにひかれて参加して、数学がいろいろなことにつながることを知り勉強になった。』『質問にわかりやすく答えてくださってありがとうございました。』
参加者25名がそれぞれ熱心に講義を聴き、また、楽しそうにVR体験をしている様子が印象的でした。
何のために数学や物理を学ぶかを知る良い機会になったようです。
※この内容は「日経サイエンス」のWEBにも掲載していただきました。