TGネットワーク第7回 『卒業生の会』
◆開催報告◆
開会
今回のテーマは「豊島岡を知る」。卒業生校長であり、TGネットワーク事務局代表の竹鼻校長より、本回開催の経緯、本日の予定が話されました。常連の方もいれば、今回のテーマを知り、参加を決めた方もいらっしゃいました。
会は、説明会で使用している学校紹介ビデオから始まりましたが、鑑賞の様子は真剣そのもの。豊島岡の「今」に感嘆の声があがると同時に、「論語抄の素読」など懐かしいキーワードには破顔する様子もみられました。
参加者の自己紹介
卒業年は昭和から平成20年代まで様々。キャリアも多様で、子育てに奮闘しながらキャリアを継続している人、起業や転職でキャリアアップしている人、子育てに一区切りつけて新たなスタートを切ろうとしている人、居住や活動が多岐にわたり、自己紹介の一言一言に周囲から歓声を受ける人など様々。鳩友会会長の髙塚さんと、同じく幹事で卒業生運動会を主催する新井さんの姿も。豊島岡の先生は2名の参加でした。
豊島岡を知る
1.学校の変遷
クイズあり、思い出話ありの学校の歴史紹介では、創立から今に至るまで、校舎の変遷と歴代の校長先生を竹鼻校長が紹介。二木友吉先生が45歳で校長に就任してからの40年、池袋で校舎が建設、改築されていった様子も画像とともに紹介され、今の講堂を含む新しい校舎まで、卒業年の違いで、懐かしさ、驚きのタイミングが異なるというひと時でした。
2.今の豊島岡
新設クラブや、クラブ紹介のビデオの一部の紹介、中学1年生の運針の様子と一年後の中学2年生の運針の様子の変化、在校生へのインタビューなど。みなさん時々大きな歓声をあげながら、懐かしさに目を細め、後輩への応援と深い愛情の気持ちがいっぱいになりながら、校長先生のお話やビデオの映像に心をうばわれていました。ビデオの中には卒業生の姿から学ぶイベントの紹介もあり、豊島岡の変わらぬ暖かい空気を思い出したとおっしゃった方もいらっしゃいました。
学校案内へ
竹鼻校長自ら、説明会の時と同じように、本校校舎を説明しながら卒業生に案内してくれました。
ホワイエで集合写真を撮影してから、講堂、シンデレラ階段、実験室、職員室、CLR室(Creative Learning Room)、茶室や作法教室、ギャラリーや音楽室などを案内。毎年のようにより良い教室配置へとリニューアルしていくので、ついこの間卒業した人たちも驚きの声を上げていました。今の校舎全てを初めて目にした卒業生は、「自分の母校じゃないみたい」「きれい!」との驚きの声。図書館や地下体育館のプラネタリウムでは生徒の活動もあわせて紹介。今初めて知った!という施設設備もあり、卒業生の皆さんは、1つ1つの場所で感動の声、懐かしい思い出話と大満喫のひと時でした。桃李祭ではそんな豊島岡をもっと知ることができますからぜひ来て下さい、との校長先生の挨拶に、皆さん是非!と目を輝かせていました。
在校生へのメッセージ
最後に、今回の感想と、在校生へのメッセージを卒業生からいただきました。その一部を紹介します。
- 「中学校や高校の生活は人生の中で一度しかないことです。勉強やクラブ活動、友人など、自分が選んだことに対して自分なりに全力で取り組むことで良い結果につながったり、応援してくれる人が見つかったり、道が拓けたりすると思います。
困難なこともあると思いますが、中学校・高校で学んだこと、経験したことは大学やその後の学びや仕事の基礎になるものだと思います。
これからも豊島岡女子学園を応援していきます。頑張って下さい。」 - 「楽しかったこと、悔しかったこと、嬉しかったこと・・・
色々な思い出が詰まった中学高校時代は私の人生の支えになっています。
もっとチャレンジすればよかったなぁ、とかあの時面倒臭いと思ったけどふり返ってみると良かったなぁ、とか思い出したらキリがないくらい大好きな場所です。
良いことも悪いことも起こる人生ですが、日々を精一杯過ごしてください。
ご活躍を応援しています。」 - 「中・高6年間通った母校をまた新たな目線で拝見できました。
私が在校していた頃は校舎が次々と新しく建て替えられる過渡期でした。
車で高速道路を通るたびに新しい校舎をうらやましく眺め、学校から送っていただくお便りの卒業進路を見ると、素晴らしい成果に逆にはげまされております。これから始まる輝かしい人生を是非楽しみに、学校生活を過ごされて下さい。」
参加してくださった卒業生の皆さま、ご家族の皆さま、ありがとうございました。
来年はぜひもっと多くの卒業生に来て欲しいと強く願います。皆さんの参加、お待ちしています!
記録:卒業生教員(井上)