TGネットワーク 『卒業生の学びと交流の会』
◆開催報告◆
様々な願いや悩みを持つ“働く卒業生のための学びと交流の会(第1回)”を開催しました。受付後、初めて出会う方々が指定されたテーブルに着きましたが、卒業年が異なってもやはり卒業生、開会前から会場は和やかな雰囲気に包まれていました。
オープニング
岡田愛さん(ITエンジニア)と深山有佳さん(会社員)の2人のファシリテーターからオープニング・メッセージが贈られました。お2人自身が「働き続けたい」、「もっと活躍したい」と願う働くママで、本会の企画・運営に尽力してくれました。
様々な分野で活躍している同窓生と話すことで、自分らしく働き続けるためのヒントを得て欲しい。人とのつながりの大切さを実感し、自分の可能性を伸ばして欲しい。参加者の方々が話し、共感し合い、気づきを得て、ぜひ自分を高めるための機会にして欲しい、とメッセージがありました。
基調講演
学校長竹鼻志乃(1985卒)が「卒業生の活躍が社会を変える!~一人ひとりが自分らしくLEAN IN(一歩踏み出す)」をテーマに話をしました。
女性の活躍が日本経済の成長、豊かな社会の成長の鍵である。豊島岡の卒業生は、職業の進路選択も多様で、ライフステージを通じ活躍を続ける資質を備えている。卒業生の社会での多彩な活躍が今後さらに進めば、在校生の期待と勇気につながる。
今回は、卒業生の活躍を応援する一歩踏み出す企画を、“働く卒業生”を対象に行うが、今後再び働きたいと願う卒業生や大学生の卒業生、さらには在校生へと、このような学びと交流の機会を広げたい、と語りました。
パネルディスカッション
村山雅江さん(会社員)、髙塚園美さん(弁護士・公認会計士)、大西良佳さん(医師)の3人のパネラーから、自身のキャリア、働く上で大切にしていること、今後の目標など、非常に参考になるお話をいただきました。
職業や立場、世代によって、質問に対する回答は異なりましたが、誠実に働き、常に上を目指し勉強を続けていること、働くことに対する熱い姿勢は共通でした。また、豊島岡で学んだことが自身の指針になっている、役立っているとも話されました。
参加者の自己紹介
参加者一人ずつ、申込み時にいただいた情報をスライドで映しながら、本会に参加した目的などを話していただきました。
皆さん状況は違えども、働くことに前向きで向上心あふれる方々がお集まりでした。
グループディスカッション
3つのお題について3回、それぞれ異なるメンバーからなるグループで話し合いました。模造紙に自由にアイディアや思いついたことを張り付けたり、書き込んだりして、グループごとに発表しました。
お題1:ワークライフバランス 理想と現実 何対何?
ギャップがある場合はなぜですか?(バランスを保つために工夫していること、改善するためにやろうとしていること)
お題2:仕事を続ける上で一番大変だったことは何ですか?
どのようにしてそれを乗り越えましたか?(仕事をやめようと思ったエピソード、乗り越えられた原動力は?)
お題3:何歳まで働きたいですか?(働き続けるためには何が必要か、続ける上での阻害要因はあるか、仕事の魅力とモチベーションは何か)
お題に対する答えを出すことが目的ではないので、グループごとにいろいろな話が出て、共感できたり、驚いたり、笑いと熱気に包まれた時間でした。ワークライフバランスに悩む時期を卒業した先輩方の力強い話に、悩んでいる最中の若い方々は、何年かすればと勇気を得られた様子でした。
クロージング
学校長が、参加者の皆さんの更なる活躍と在校生の支援をお願いしました。
フリータイム
会場を被服室に移して、参加者どうしが名刺交換など、自由に交流を深めました。参加者全員で写真を撮ったり、あっという間の30分間でした。参加者の多くが、名残惜しそうに会場を後にしていました。
さまざまな職種の方にお集まりいただき、貴重なお話しをうかがうことができました。お休みの日にも関わらず、ご参加いただいた卒業生の皆様、本当にありがとうございました。
アンケート結果
【参加者の卒業年】
2003年・2002年・1999年・1998年・1997年・1991年・1986年・1985年・1984年・1981年
【参加者の職業】
会社員・ITエンジニア・弁護士・医師・国家公務員・司法書士・税理士・特定社会労務士・キャリアコンサルタント・元記者
【次回の参加について】
参加したい 100%
参加したくない 0%
参加者の声
- 活動的で魅力にあふれる方が多くて、とても楽しかったです。疲れていましたが、元気が出ました。
- 回数を重ねてどんどん参加人数が増えると良いなと思います。
- “会社に勤めているということだけが必ずしも仕事ではない(いつまでも働ける)”というのが大きなメッセージでした。
- 思った以上に刺激になる楽しい会でした。パワフルな先輩・後輩に囲まれ、本当に勉強になりました。
- 大学の同級生はある程度同じ様な仕事に就く人が多いので、様々な分野で働いている豊島岡の卒業生とお会いでき非常に刺激になりました。
- 久々の豊島岡マインドに触れた気がして、モチベーションを新たにしました。また、色々な考え方に触れて、刺激になりました。
- 笑いが絶えない、とても楽しい会合でした。今後も時間が合えば、参加したいです。
- 先輩、後輩の皆さまから、大変刺激を受けました。
- 向上心のあふれる方々とお話ができ、活力をいただきました。このような活動をぜひ続けて下さい。
- 豊島岡で学んだコツコツ努力をすることの大切さを、今後も役立てて仕事と家庭の両立をしていきたいと思います。
- 中高は、進路選択の重要な時期なので、少しでも役に立てれば幸いです。
(文責 生徒募集入試対策委員長 岸本)