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科学探究基礎Ⅰ SDGsについて考えよう

SSH学校の様子高1

6月4日(火) 高校1年生の科学探究基礎Ⅰの集中実習が行われました。
テーマは「SDGsについて考えよう」

持続可能な開発目標(SDGs)とは何か?

「持続可能な開発目標(SDGs)とは何か?~課題研究の準備として~」
日本工業大学大学院教授 中村明先生に講演をしていただきました。「SDGsは、全員が取り組まなくては実現できない目標です。」という先生の言葉が印象的でした。通常の授業より長い90分間、生徒は熱心に資料を見たりメモをとりながら集中して聴いていました。

世界を変えるための17の目標
世界を変えるための17の目標
世界の人口や富の割合で形が変わる地図<br />(How We Share the World)
世界の人口や富の割合で形が変わる地図
(How We Share the World)

Work Shop~集中実習~

講義を聴いた後は教室に戻り、3~4人の班に分かれて担当テーマを決めて調べ学習と議論です。付箋に意見やデータを書き込み意見をまとめていきます。午後の発表に向け、ポスターのまとめ方もここで学びました。

みんなでipadをのぞき込んで調べ学習
みんなでipadをのぞき込んで調べ学習
中村先生にもご指導いただきました。
中村先生にもご指導いただきました。

午後からは、班で1名発表担当を決め、ほかのメンバーは他のテーマの発表を聴いてさらに自分たちのテーマとの関係性などを調べ内容を深めました。

同時にすべての班が発表を行います。
同時にすべての班が発表を行います。
自由に他の班の発表を聴きに行きます。
自由に他の班の発表を聴きに行きます。

講義を聴き、テーマの課題・先行事例・自分たちの提案を発表し、ほかのテーマの発表を聴いて最終発表に向けて自分たちの発表内容をさらに充実させました。

17の難しいテーマに対して、しっかりと向き合いそれぞれの意見を発表しました。すぐに実行できそうな具体的な対策を考えたグループや大人では思いつかないような柔軟な発想も多くありました。質疑応答が活発にあり、白熱した議論が展開されていました。
生徒は、ほかの班の発表を「ルーブリック」を用いた相互評価を行いました。

ルーブリックとは、それぞれの評価する点(評価規準)を明確に決め、その明確な基準に沿って評価するもの。評価基準の一覧を「ルーブリック表」といい、その表を用いて評価することを「ルーブリック評価」という。客観的に評価できることが特徴。