その他

科学英語を学ぶ

SSH学校の様子高2

高校2年生の集中プログラムが行われました。
5名のグローバルで活躍する女性講師を招き、講義をしていただきました。
最初のステップとして「実験・記述」90分間の授業で「工学」「物理」「化学」「生物」の4つのクラスに分かれて英語を交えながら実験を行い、科学英語の使い方や表現、日常使う英語と科学英語や日本語と英語の表現の違いについて学び、実際に英語で実験レポートを書いてみました。

工学:「マシュマロでタワーを作る”仕事“」

工学は、決まった数のマシュマロとパスタを使って、できるだけ高くマシュマロタワーを作ります。ルールはトップにマシュマロを乗せること。自立したタワーにすること。実際に作ってみると、意外にマシュマロの重さが影響し、安定して自立させることが難しい様子でした。マシュマロの甘い香りの中、真剣にタワーを作っていました。

物理:「風船ヘリコプターを飛ばす実験」

物理は、風船ヘリコプターを飛ばしてみました。風船にプロペラをつけて飛ばしてみます。うまく飛ぶグループと飛ばないグループ。横向きにしたら飛ぶかしら?と試行錯誤をしてみました。実験後は、どうしたらよく飛ぶのか?プロペラにどのような力がかかっているのか?を考えました。

化学:「M&M'sを食べずに浸す実験」

化学のグループは、M&M’sチョコレートを食べずに水に浸す実験を行い、ゆっくりと色素が流れる様子をスマホで写真や動画を撮影する姿が見られました。牛乳でも浸して、水に溶ける様子との違いを比較。なぜ違うのかを学びました。

スマホで変化を動画撮影しました
スマホで変化を動画撮影しました

生物:「酵素カタラーゼの機能を見る実験」

レバー・人参・きゅうり・ジャガイモと過酸化水素水を用いて酵素カタラーゼの機能を見る実験を行いました。発生した気体に線香を近づけ、酸素であることを確認しました。

実験後、英語でレポートを書いてみました。
実験後、英語でレポートを書いてみました。

Scientific English Project(講演/90分)

実験・記述実習の後、次のステップ「講義・演習」として、講堂で論文に必要な科学英語の講義を聴きました。学校でいつも学んでいるGeneral EnglishとScientific Englishの共通点や違いについて、具体的な例を挙げながらわかりやすい講義があり、英語で論文を書くための方法などを、事前に取り組んだ4つの実験内容をシェアしながら科学英語の特徴と必要性を学びました。

実際に英語で実験レポートを書いた後で聴いた講義ということもあり、熱心にメモを取る生徒の姿が多くみられました。実験と講義、そして実際に英語でレポートを書いた経験を、今後、生徒がどのように探究活動に生かしてゆくか楽しみです。