学校の様子

講演 「海外で勉強・研究・仕事をすること~命を救う昆虫サイボーグ~」

特別企画

3月9日(土)10:00~12:00 中学1年生~高校2年生の希望する生徒、および保護者を対象にシンガポールの南洋理工大学(NTU)の佐藤裕崇先生の講演会を行いました。

佐藤裕崇先生は、世界で初めて昆虫とコンピュータを融合した「昆虫サイボーグ」を開発しました。昆虫サイボーグは、将来的に災害現場での人命救助への活用が期待されています。今回の講演では、昆虫サイボーグをはじめ、3Dプリンタ、ナノテクノロジーなどの佐藤先生の研究内容を中心に、「海外で勉強・研究・仕事をすること」をテーマに、海外での研究・仕事の取り組みや英語を学ぶことの大切についてご講演いただきました。

昆虫サイボーグ
昆虫サイボーグ
南洋理工大学について
南洋理工大学について

「昆虫サイボーグ」をどのように実用化してゆくか、能登半島の地震が起きたばかりという事もあり、具体的な人命救助への活用イメージなど、佐藤裕崇先生の研究の意義とその将来性を熱く語られました。
さらに、佐藤裕崇先生が研究をされている南洋理工大学での学びやシンガポールでの生活、海外で学ぶことや仕事をすることについて日本やアメリカでの経験も含めて幅広くお話頂きました。

休憩時間も質問の列
休憩時間も質問の列
質問に答える佐藤先生
質問に答える佐藤先生

休憩時間にたくさんの生徒が質問のために並び、また、全体の質疑応答では、生徒だけでなく、保護者の方からもたくさんの質問がありました。
佐藤先生は1人1人の質問に真摯に丁寧に答えられました。
昆虫サイボーグについての質問はもちろん、海外への進学や学びについての質問も多く、生徒の視野の広がる良い機会となりました。

参加した生徒のアンケートでは、たくさんの感想が寄せられました。
「とてもおもしろかった!2時間があっという間でした」
「昆虫を用いて災害で人を発見するという事が興味深かった。また、海外への大学進学について考えることができた。」文系の生徒からは「研究職やロボット研究などの研究そのものより、何かに没頭して自慢できることを忍耐強く続けていくための折れない心が大切だと学ぶことができました。」
保護者からも「一緒に講演を聴いたことで、終わってから子どもと話し合いました」という感想が寄せられました。