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モノづくりプロジェクト2018

SSH特別企画

『FLY HIGH! ~飛ぶ生き物を模倣せよ~』モノづくりプロジェクト活動報告

今年で4年目を迎えた「モノづくりプロジェクト」

今年のテーマは「Fly High!~飛ぶ生き物を模倣せよ~」

本校の41チームに加えて、今年は他校の参加も男子校5校・女子高2校の15チームと増加。合計で約170名の参加者がありました。

【Kick Off】7月17日(火)

夏休み直前の放課後、体育館に集まった希望者は、今回のテーマ「生物を模倣したロボット」と「クランク構造」について東京電機大学の藤川先生の講義を受け、グループに分かれて実際に、割り箸・ピアノ線などで「クランク構造」を作って動かしてみる。という作業を行いました。実際にやってみると思うようにいかないチームが多かったようです。その後、再び藤川先生から講義とアドバイスがあり、各チームに本番用の制作材料が配布されました。制作に与えられた時間は、約1か月半。9月1日(土)を目指してそれぞれのチームが活動を開始しました。

【9月1日(土)本番】

夏休み明けの9月1日(土)午後。いよいよ夏休みの活動成果の発表が行われました。夏休みに学校に集まり、アイディアを練り、試行錯誤しながら取り組んだ結果を競う場です。競技は、4~5チームずつ 11グループに分けて行いました。①チーム全員でプレゼンテーション ②舞台から飛翔時間の計測(3分以内)プレゼンテーションでは、軽量化・スムーズな動きのために材料や形など苦労したことやこだわった部分を発表。模倣した生物は、蝶・トンボ・蜂などの昆虫や鳥。魚やクラゲなど海の生物。そしてタンポポの綿毛などの植物。と生徒のイメージ力の豊かさに感心させられました。

【講評&講義】東京電機大学 藤川太郎 助教授 

競技終了後、講評に加え「バイオミメティクス(生物模倣)」の講義があり、生物模倣の技術は、私たちの身近に多く利用されている例の説明は、夏休みに取り組んだ課題の意義を感じることができる講演でした。

 

【今後の活動】

2年生のチームが「機構についてしっかりと研究した姿勢が伝わった事と今後の可能性」を高く評価され、審査員特別賞(藤川賞)に選ばれました。今後、さらに研究を深めてゆく予定です。